渡辺愛子 23×16cm 「冬が生まれる日」

SOLD OUT

2018年
23×16cm／SM
油彩、キャンバス

【作品に関するコメント】
冷たい中から暖かく柔らかい、何かワクワクするものが生まれるイメージで描きました。アクリルボックスに額装して(天地左右ともに余白1mm)お渡しします。

【作家略歴】
Watanabe Aiko
1978年広島生まれ。
2001年多摩美術大学油画専攻卒業。
2002〜04年ドイツ・カールスルーエ造形美術大学絵画科素描コース在学。
2004年ドイツ・Ev Trinitatis Kirche in Bonn で個展。
2010年銀座・ギャラリーなつかbpで個展。
2012年〜銀座・ギャラリーなつかにて個展、グループ展。
2014年第10回世界絵画大賞展名村大成堂賞。
2017年第４回宮本三郎記念デッサン大賞展荒井良二賞。
2019年〜20年第37回、第38回上野の森美術館大賞展入選。
2022年第40回上野の森美術館大賞展大賞。

【ステートメント】
私は些細な日常的な出来事や個人的な体験を作品というフィルターを通して鑑賞者と美しさや楽しさを共有し、共鳴したいと願っています。
色を重ね、小さな矩形を繋げた表現は私の時の集積です。増殖し地図のように広がる矩形の集積はいつかどこかで見た景色かも知れないし、見たことがあるような気がするけれども、本当はまだ誰も見たことがない景色かも知れません。
またある時は植物や街並みや動物など様々なモチーフを写真に撮り、家に帰ってデッサンをし、コラージュのように組み合わせて画面を構成して描く時もあります。一見、両者は異なるようですが、キャンバスに向かい世界を俯瞰的に作り上げていく過程の中で、私自身の中にある大切な何かをずっと探し続けているのです。それは風景の一部であったり、時間の集積であったり、忘れてしまった誰かかも知れません。
毎日キャンバスの中を縦横無尽に行き交い、色々なことに遭遇し、色々なことに思いを馳せているのです。私の作品が鑑賞する人たちにとって、いつかのどこかで見た景色と、どこで出会ったか忘れてしまった誰かに思いをはせるキッカケや楽しい時間であるように、想像の入り口になれたら良いと思いながら、毎日絵を描いています。

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